八ツ場ダム問題に、かく思う・・・
■自民党の総裁選は、ひどい・・・。
どの候補も、まるで時代が見えていない。
なぜ、総選挙で惨敗したかも、まるでわかってない。
テレビで、民主党と自民党の議員のやりとりを目にする。
発想の次元が違うために、まるでかみ合わない。
ホント、自分党マンモス・・・これじゃ、のれないピー!
■八ツ場ダム、つくっても、役に立ちそうもないのなら、
中止にすべきに決まっている。
カネの話が俎上にのぼっている。
しかし、
いままでいくらかかったとか、
今後いくらかかるとか、
中止にすればいくらかかるとか、
そんなの、二次的三次的な問題にすぎない。
──ダム推進の論理は・・・
原爆開発をしてきたが、今後必要とは思えない。
しかし、これまで多額の研究費をかけてきたっぺ。
もったいないから、研究は続けるべ。
世間の目が冷めないうちに、投下実験もしとくべよ。
広島、長崎への原爆投下と同じ図式といえば、言い過ぎか・・・。
■40年間、行政の壁に立ち向かってきた住民。
やっと40年間の闘争に理解を示す政権が登場したのに、
敵視する不条理・・・思い出すのは、ストックホルム症候群・・・。
かたや、40年間、住民の声を無視し続けた行政が、
「住民の声を聞け」と主張する、あいもかわらぬスットボケ症候群・・・。
住民の方を、気の毒だと思う。
しかし、あの40年間に思いを馳せていただきたい。
もったいないのは、工事費ではない。
もったいないのは、自民党議員・官僚の合わせワザで、
日本の里山が消失するということだ。
たとえば、画一的な河川工事で、
どれだけ日本の宝が葬られたことだろう・・・。
あの魚、あの植物、・・・むむ、ホタル・・・・。
八ツ場ダム問題は、
公共工事に名を借りた環境破壊のベクトルを
今後も維持するか否かの選択を、
ボクらに突きつけている。
ダムで、心は癒されない。
川面のきらめき、草いきれ、カエルの大合唱。
ケーンケーンとキジが鳴けば、ホーウホーウと山バトが応える。
それに何より、
ツバメのフン、スズメのフン、モグラのフン、ミミズのフン。
フン刻みで里山を堪能できればこそ、
温泉も生きる。
ボクは、その考えをオシオ・・・mmm
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