『ロスト・シンボル』の謎~フリーメーソンの正体!
『
ロスト・シンボル(The Lost Symbol)』(角川書店刊)が売れている。
米国作家ダン・ブラウンの『天使と悪魔』(2000年)、『ダ・ヴィンチ・コード』(2003年)に続くロバート・ラングドン教授シリーズの第三弾で、映画化も決定している。
ただ、問題が1つある。
前作の『ダ・ヴィンチ・コード』のときもいわれたことだが、難解ということ。
ストーリーの背景にあるものをきっちりつかんでおかないと、
「????」を頭に蓄積しながら、
ストーリー展開にひきずられていくことになる。
では、『ロスト・シンボル』を読みすすめる上で、
あらかじめ知っておくべきこととは、いったい何か?
それはズバリ!
フリーメーソン!
フリーメーソンが世界最大の秘密結社であることはよく知られている。
しかし、その誕生~発展の歴史、しくみ、奥義、
さらには一体何を目的としているかとなると、
ほとんど知られていない。
フリーメーソンについての基礎知識もないまま、
『ロスト・シンボル』を読み進めていくのは、
それこそ、
真っ暗闇の洞窟を、
1本のローソクすら持つことなく、
這いずり回るようなもの。
『ロスト・シンボル』の世界を満喫することは、ちょっとむずかしい
そこで、おすすめしたいのが、次の1冊!
『ロスト・シンボルの謎』~フリーメーソンの正体暗号小説の第一人者・中見利男氏が、
フリーメーソンについてわかりやすく解説し、
みごとにその正体を暴いている。
さらに、中見氏は、フリーメーソンを通して「文明論」にも
鋭く迫っている。
『ロスト・シンボル』ファンのみならず、
歴史・文明論に興味を抱く読者にも、一読をおすすめしたい。
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