話のタネ(13)世界初の全身麻酔手術を行なったのは日本人
世界初の全身麻酔手術を行ったのは、日本人だ。
1805(文政2)年10月13日、紀州の医師、華岡青洲が、全身麻酔による乳ガン摘出手術を行ったのが最初だ。
青洲の発明した「通仙散」という、朝鮮アサガオをベースにした麻酔剤を使用しての手術であったが、手術中、患者は痛みをまったく感じなかったという。
もっとも、麻酔剤の研究過程で実験台となった妻の加恵は失明してしまった。
西洋での全身麻酔手術は、1846年、アメリカのマサチューセッツ州立病院で、W・モートンという医者が、患者の首にできた腫瘍の切除手術を行ったのが最初である。
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